「魔法のステッキ」より「呪われた巻物」に魅力を感じる。
「魔法の〜」がつくとポジティブさがあふれ、夢の素敵アイテムとなるけれど、
「呪いの〜」がついていると、ネガティブな印象が強く忌避の対象となる。
前提として、どちらのアイテムにも一定以上のポジティブな効果を持っているものとしたとき、
自分はどちらかというと後者の方に興味を抱いてしまう。
無条件でなんでもできるものより、リスクを負って何かができた方がかっこいい。
強大なエネルギーをぶつける代わりに寿命が縮む。
願い事をかなえてもらう代わりに、大切な記憶を失う。
強力な効果を得るために、何かを差し出す。
ハイリスクハイリターンだからこそ使いどころを考えるし、
使うその瞬間に、使用者の覚悟を感じる。
そんな感じでアイテムに素敵(?)な効果を増やしてくれる呪いだけど、
日常品につけてみたらどうだろう?
呪いの水筒
呪いのシャープペンシル
呪いの電子マネー
普段使いするものに付けるもんじゃぁないな。
こわくて生活できん。
とまあ、生産性のないことを考えながら仕事を終えて定時に帰る
そんなこと考えながら、定時で退社する。
早く帰れるという嬉しい効能を手にするが、
その後本人がいぬ間に、仕事が振られ、机に積まれていく。反動がでかい。
まさに呪いの定時退社。誰にでも簡単にできる呪いの儀式である。
これが呪われてるのはどう考えてもおかしいと思うが。