最近ラジオにいくつかネタを投稿したりする。
送るネタは深夜ラジオだったり、ポッドキャストであったりするが、芸人ラジオの大喜利的なネタコーナーがメインだ。
採用不採用もあり、一喜一憂しているわけだけど、実際に自分が書いて送ったメールが番組内でパーソナリティが読み上げる流れの中で、いろいろ感じることがあった。
今日はそのことを書いていく
・端的に
メールは無駄な言葉はそぎ落としなるべくシンプルにする。冗長になるほど切れが失われる。ちゃんとボケを表現しきれていることを前提とするならば、文字数とボケのインパクトは反比例するとさえ思える。
・句読点をおき、鍵カッコを使う。
メールを打っているときは自分の中でストーリーが見えてるけど、読み手がそうとは限らない。どこで区切るか、間を置くかなど読みやすくなるような配慮が必要だと感じた。
”今日友人が昨日世界で5番目くらいにおいしいというカレー屋に行ったんだと言ってきた。”
と書くよりかは
”今日、友人が「昨日、『世界で5番目くらいにおいしい』というカレー屋に行ったんだ」と言ってきた”
普通、こんな読みにくい文は作らないけど、まだ下の方が構造が理解しやすいし、読む上での微妙な間の置き方、抑揚がつけやすくなると思う。要は親切。
・ネタを発想法
どんな時、どうやってネタを作るかってのはまだ固まっておらず、不意に『降りて』こないと思いつかない。ネタの発想法は今後の課題だ。
でも少なくとも自分にとっては、パソコンの前に座って「どうしよっかな」って考えるよりも、『何もしてない状態』で思いつくことの方が多いのはわかってきた。
ネタのきっかけになるかもとニュースやSNSを見ても結局、情報の波に漂っているだけで、自分の脳からは何も出てこない。遮断したところから生まれることのが多い。
・メールを送ることのメリット
noteではかなり質の高い文章を書かない限り、みんなに読んでもらうのは難しいが、ラジオなら、パーソナリティに声に出して読んでもらえる上に、何万人もの人に自分の文章に触れてもらえる。
それだけで貴重な体験なのだけど、採用という結果だけでなく、メールを作る過程においても得るものが多い。
番組宛に届く数多のメールの中から放送作家やパーソナリティの目に留まり、採用され声に出して読まれ、リスナーにも響いてもらえるように、と考えた時、
面白いことは前提として、なるべく読みやすく、一回聞いただけでわかりやすい文を作ることを心掛けなければならない。
そうなるとネタメールを作成する上では、上記の注意事項の他にも色んな注意点があるだろう。
それに気づき、自分のメールを改善しながらネタを考え、送るサイクルを回すうちに、
自分の発想力、文章の構成力や表現力が鍛えられるような気がする。ネタメールはトレーニングでもある。
ネタが採用されるのもうれしいけど、自分の中の気づきが増えることもまた嬉しい。
まだ全然読まれない貧弱リスナーだけど精進していくよ、
また送ろう。